バスクレジンストーンリメイクとは

 透水性樹脂舗装材というと、アプローチなど人が通るところだけの仕上げ材に使われると思われがちですが、バスクレジンストーンリメイクは駐車スペースにも対応出来るよう、エポキシ系バインダーにセラミック系合成繊維を混合し、優れた強度を実現しました。乾燥天然砂利のデザイン性を融合させた、リメイク材として開発した画期的な商品です。


/// 透水性リメイク材選択ポイント ///

POINT1
優れた景観デザイン性
コンクリート・モルタル面だけでなく、貼石やタイル面など多様な下地に施工可能です。
POINT2
排水機能ですべり止め
表面に水が残らないので滑りにくくアプローチ、玄関ポーチ、スロープ、駐車場など幅広く安心してご使用いただけます。
POINT3
高耐久・高強度
エポキシ系樹脂バインダーを利用するため、駐車スペースにもお使い頂けます。
POINT4
乾燥天然砂利
採取した天然砂利をサイズ選別、洗浄、乾燥させた乾燥天然砂利全20種。


/// 乾燥天然砂利 多種多様20種類 ///

採取した天然砂利をサイズ選別、洗浄、乾燥させた乾燥天然砂利全20種類



バスクレジンストーンリメイク 排水性防滑自然石舗装材 施工手順

 1  下地処理           


新設コンクリートの場合

・下地コンクリートは打設後、養成期間を十分に確保してください。

・施工前にレイタンス処理を行い、乾燥させて下さい。
 (乾燥が不十分だと白華の原因になります)

既設コンクリート、モルタルの貼石、タイルの場合

・浮きや剥がれがある場合補修してください。
   下地表面を清掃してください。
  (油等が付着していると硬化不良の原因になります)

 2  準備             


・施工前に周囲の養生を行ってください。
 (樹脂等が付着すると取れなくなる恐れがあります)

・使用する材料、道具等を準備し、仮置き場や作業場所を確保して
 ください。

・道具類が汚れていると色移りを起こし、仕上がりに影響します。

・必要に応じ、捨目地や桟木を要所に記してください。


 3  プライマー塗布        


・プライマーを塗料用トレーに投入してください。

・刷毛、または短毛ローラーにてまんべんなく塗布してください。
 ※伸び代は凹凸等下地状況により異なります。
 ※コンクリート、モルタル、貼石等、施工面に塗布してください。

・試触にて乾燥硬化状態を確認し、速やかに次工程に進んでください。


 4  バインダーを作る(樹脂混合) 


・バケツに主剤、硬化剤を入れハンドミキサーかヘラで全体が白濁する
 まで混合してください。
 (樹脂は残さず使い切ってください)

 ※接着剤特有の臭いがしますが硬化すると臭いはしなくなります。

 ※バインダーとはつなぎ剤のことで、ここでは樹脂モルの接着剤を指し

  ます。


 5  合材を作る          


・平ミキサーに乾燥天然砂利を入れ、④で混合したバインダーを混ぜ
 合わせます。(乾燥天然砂利全体が均一に濡れ色になるまで混錬して
 ください)

 ※合材とは、その工法で使用する錬り材料のことで、ここでは乾燥
  天然砂利とバインダーを混錬したものを指します。

 



 6  敷均し・仕上げ          


敷均し

・➄で混合した合材をレンガゴテで施工場所に投入し、直尺で1㎝の厚み
 を確認しながら、敷き均してください。

仕上げ

・⑥で敷き均した合材を、レンガゴテで平滑に均してください。

 端の部分に深さを作る事で上部な勾配をつくることが出来ます。

 

 7  養成・完成          


・完全硬化まで雨や夜露が掛からないように養生を行ってください
 (シートを舗装面に付けないようにしてください)

 ※白華現象の原因となりますので完全硬化まで水に濡らさぬように
  してください。

・表面の硬化具合を確認しながら捨目地の表面テープを剥がしてくだ
 さい。(完全硬化後に剥がすと隣接合材の仕上げに影響する恐れが
 あります)

・硬化後、目地(本体)や桟木を撤去してください。 


     作業上の注意    


・雨天の場合、白華の原因となりますので施工できません。(硬化養成期間
 中も同様です)

・気温が5℃以下では樹脂が反応しないため施工できません。

・下地コンクリート等が漏れている場合、施工できません。(やむを得ない
 場合は、プロパンガスバーナー等で表面を強制乾燥させてください)

・道具類が汚れていると樹脂に色移りしますので、きれいなものをご使用下
 さい。

・冬季など、気温が低いと樹脂が固くなる場合があります。この場合40℃前後
 の温湯で温めると軟らかくなります。

・施工後は光沢ありますが、概ね三ヶ月程度で乾燥天然砂利本体の色に戻りま
 す。

・使用した道具類はエポキシ系シンナー(※別売り)で清拭してください。
 ※火の取り扱いには注意してください

・紫外線により黄変する場合があります。

・概ね20㎡に1ヶ所の割合で目地切りしてください。

・端部が出ないように計画してください。


    準備するもの     


ハンドミキサー:樹脂と主剤の硬化剤の混合用

ミキサー:樹脂と乾燥天然砂利の混錬用

直尺・レーキ:合材の均し用

バケツ・平ミキサー・練り樽・練り船:樹脂の主剤と硬化剤の混合用、樹脂
 と乾燥天然砂利の混錬用

・左官ゴテ:レンガゴテ、各種仕上げゴテほか

・目地材・桟木:20㎡に一箇所を目安に目地割してください

・ゴム手袋:耐油タイプ

・養成シート:雨避けや作業後の養成として

・ヘラ:樹脂の主剤と硬化剤の混錬用や搔き出し用

・トング:樹脂の主剤袋、及び硬化剤袋の絞り用 他清掃用具、左官ゲタなど